〜紫陽花の当てにならない気まぐれれびゅー〜

コンチェルトノート(ConcertoNoto

 

 [通常評価欄]

シナリオ(テキスト): 90点

グラフィック: 90点

システム: 95点

キャラクター:85点

音楽(BGM): 95点

Perform指数: 80点

 

総評:85点

 

 絵が好みだったのでやってみたこの作品.いい意味で期待を裏切られた気分です.

 公式でも謳っているように「一人じゃない.二人でもない.それはコンチェルトノート(みんなで描く物語)」であった.話の内容はわずか2週間あまりの話で,主人公の波乱万丈な物語が楽しめた.主人公,ヒロインの立ち位置やバックヤード(物語背景),またさまざまな伏線が張り巡らされている.

 加えてシステム面ではフローチャートがものすごく便利で,基本的にセーブいらずである.もう一度このシーンがみたい!という時に特に重宝する(上記の伏線確認等々でも).音声を次音声まで再生するという機能がついていれば個人的には文句なしであった.

 音楽も豊富で,その時の雰囲気に沿ったものがキチンと流れ,より一層ゲームに夢中になれた.

 総評として,基本的に幼馴染でメインヒロインの莉都ゲーである.これは公式でもそう言っているのでいまさらいうことではない.が,逆にいえば莉都が好きにならないと思うようには楽しめないかもしれない.莉都は説明キャラとして登場している為,文章慣れしている人でないと,ただダラダラと文章が流れていくことになる.大丈夫な人ならば,次はどんな展開に,物語が続いていくのか,となりいつまでたっても飯が食えない.結局,自動送りで読みながら飯を食うんですがねwwwwww.

ゲーム中で出てくる選択肢を当然選んでいくわけですが,「ぇ,こんな選択肢でこっちのルートなの?」というのが少しあります.伏線の関係でそうなってるのはわかりますが,なにか別な話でもよかったんじゃないのかなぁ,ということも否めない.

いろいろ書きましたが,十分人にお勧めできる作品であることは間違いない.前の作品をとりあえずやるつもりはありませんが,今後の動向を見守って行こうかなぁという感じ.

 

紫陽花